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はじめに
朝日岳の特徴
朝日岳は栃木県那須郡にある茶臼岳の北側に位置していて、那須五峰の中の一峰です。標高は1896mですが那須五峰の中で一番峻険な山と言われており、初心者~上級者の方まで楽しむことができる山です。那須五峰の中で一番標高が高いのは三本槍岳で1916mです。火山らしい岩場やガレ場が多く山頂は広くはありません。現在の那須岳の火山活動は穏やかですが、有害な火山ガスが出ている場所もあるエネルギーに満ち溢れた山です。
下の表は火山活動の経過になります。
気象庁ホームページより抜粋
那須岳は活火山です。登山に向かう前に気象庁のホームページで火山活動状況をチャックしていくと良いかもしれません。2024年5月現在、噴火警戒レベルは1です。
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アクセス
峠の茶屋駐車場
今回はマイカーで向かい峠の茶屋駐車場に車を停め登山スタートです。那須ICから約30分で駐車場到着です!
峠の茶屋駐車場は無料でトイレもあり150台程度停められようです。土日や紅葉の時期などは大変人気な山なので駐車場がいっぱいになることもあるので早めの到着をオススメします。
※写真は5月の平日6:00頃です。
11:00頃に下山しましたが、その時には車はたくさん停まっていました。ちなみに以前こちらで車中泊をしましたが、星が驚くほど綺麗でした♪
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登山コース
峠の茶屋登山口からスタート
今回は峠の茶屋駐車場から朝日岳のピストンです。登りも下りも同じ道を歩きます。
往復約5㎞、標高差は530m弱と体力的にもかなりの余裕をもって歩けました♪初心者でも装備と天気や時期を間違えなければ問題なく歩ききれる山のように感じました。
~個人的タイム~
往路:約1時間40分
復路:約1時間30分
距離:約5㎞
下の地図は登山ルートの大まかなイメージとなります。正式なものではありませんので登山の際には登山アプリや地図などをご使用ください。
出典:国土地理院ウェブサイト (地理院地図 / GSI Maps|国土地理院)
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峠の茶屋駐車場→登山口
峠の茶屋駐車場にあるトイレを通過して登山口へ向かいます。
↓左側がトイレ 右側が登山口へ向かう通路です。
避難小屋や山頂にはトイレがありませんので、トイレはこちらですませましょう。
登山口→峰の茶屋跡避難小屋
トイレを通過すると登山歩道に出ます。この分岐はどちらに行っても登山口につながっています。
↓左側は階段 右側は緩やかな舗装された坂
登山口へ到着です。鳥居をくぐっていよいよ朝日岳へ向かっていきます。
鳥居をくぐってからは階段状の道を歩きます。しばらく歩くと写真のように木が低くなり空が見えてきます。足元は階段から小さめの岩や石になってきました。特に歩きにくいこともなく傾斜もなだらかで楽しく登って行けました。こんな感じで火を遮るものがほぼないので帽子は必須ですね♪
左手に茶臼岳を見ながらずんずん進んでいきます。ここはひらけていてとっても気持ちよい場所です。しかし鬼ヶ島みたいな形ですよね。鬼ヶ島がどんな形かわからないですがイメージで・・・(笑)
さて、しばらく歩いていくと避難小屋が見えてきました!えーっと・・・。写真だとちょっとわかりにくいですね(笑)写真中央あたりに避難小屋があります。もうここまでくるとずっと景色はいいし緩やかな登り坂なので、とにかく気持ちよく歩けます。わんちゃんを連れた方もたくさんいらっしゃいました。
小型のわんちゃんが多かったのですが、あの小さな体でここまで登ってくるなんてすごいですね!わんちゃん達も普段と違って自然の中のお散歩は楽しいんですかね♪
峰の茶屋跡避難小屋→朝日岳
あっという間に峠の茶屋跡避難小屋に到着しました。こちらでひと休憩してもよいと思います。ここはちょっと風が強いことが多いので避難小屋の中で休憩をしても良いかもです。私が行ったときはお天気が良くお日様が気持ちよく日向ぼっこをしました。(こちらにトイレはありません。)
避難小屋で一息ついたら、いざ朝日岳へ!!写真や動画をとりながらのんびり歩いて私は50分で朝日岳山頂へ到着しました。おそらくスタスタ歩けばもう少し早く着くと思います(笑)
下の写真に写っている岩場の稜線に向かって進んで行きます。ワクワクしますね!
下の写真のような岩場を進んで行きます。とくに難しい場所はありませんが、浮石などもありますので丁寧に足を置く場所を見定めましょう。万が一大きな石を下に蹴り落としてしまった場合は、下にいる人達に落石を知らせましょう。
落石を知らせる場合は大きな声で「落石」や「ラーク」と叫んで周りの人に知らせましょう。ラークというのは『落石』と『rock』を掛け合わせた言葉らしく、外国の方にも伝わりやすいそうです。自分のためにも、周りの人たちのためにも足運びは気を付けたいですね。
鎖場も出てきます。ただ足元の幅もしっかりあるので落ち着いて歩けば問題なく進んで行けます。何度も同じことを言ってしまいますが、つまづいてしまったりしたら大変ですので思ったより余裕!と思っても丁寧に歩いて行きましょう。すれ違いが難しいので前から人が来た場合は、早めに広めな場所で待機しましょう。
鎖場などをクリアしたらひらけた分岐にでます。山頂まで15分ほどの場所になりますので休憩する方は少なかったですがベンチもあります。ただひらけているので風が強く体感温度が下がりました。
下の写真に写っている稜線は三本槍岳方面へつながっているようです。とっても綺麗ですよね。次はあちらに行ってみたいと思います。
さて15分ほど歩いて行けば山頂到着です。山頂まではちょこっと足場が悪めの場所もありますので焦らずゆっくり登って行きましょう。山頂からは茶臼岳と自分が登ってきた道が見えます。本当に綺麗な景色に感動してしまいました。福島の山々も見えて大満足でした。
朝日岳→峠の茶屋駐車場(下山)
さて下山をしていきます。1時間半かからず下山できました。下山は同じ道を戻るだけなのですが終始景色が綺麗でまったく飽きることなく楽しく歩けました♪同じ道なので割愛いたします(笑)
↓このとんがった岩が印象的でした。
下山時は左手に先ほど登った朝日岳が見えます。あんなところに登ったのかと思うほどトゲトゲギザギザしていてちょっと感動しました(笑)よく見ると歩いている人が小さく見えます。山の大きさを実感できますね。
下山はこれでおしまいです(笑)とにかく火山のパワーを感じれる山肌は圧巻でした。
さいごに
写真撮影や動画撮影をしながらゆったりペースで登っても4時間もあれば下山できてしまいました。茶臼岳とセットで登る方が多いと思いますが、朝日岳のみでまったり登山もなかなか良いものですよ♪初心者さんにもオススメです!ただ風が強かったり岩がごろごろしていたりもするので、きちんと装備の準備は必要だと思います。
2000m以下の山とはいえ遭難事故があった山でもあるので少し緊張していましたが、行ってみたらとても素敵で気をつけて歩けばちゃんと登頂できる楽しい山でした!風の強い場所がちらほらあるので夏でもウインドシェルなど風から体温を守れるものがあると良いと思いました。とっても気に入ったのでまた行きたい山リストに追加しました(笑)
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